Lofって?

このサイトはMTBを通じて自然や身近な環境の保全を考えていく「LOVE our field!」の活動情報や、共感してくださる皆さんの声を集めて紹介するスペースです。 まだ立ち上がったばかりの活動ですが、これからずっと継続していきます。出来ることから一つずつ、環境に対するやさしさを行動に置き換えて行きましょう!

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和田ハジメさんより ~part2~
久しぶりに走りに行った尾根道の変化を目の当たりにしたことで、
僕は初めて「自分が山でやっていること」を考えるようになった。
前回から続くこのエッセーで一番ポイントとなるところがここなのだ。

その場を見つめて初めて気づく事、
それを「体験」してこそ「心」でわかるもの。

普段、アウトドア・アクティビティーとは全く縁のない人たちに
「山が荒れています、自然を守りましょう!」
と声をかけても伝わらない。
いかなるスタイル、方法でも山に入って遊んでいなければ
まったくもって「実感」がわかないものなのだ。

まさに僕がそうだった。
自然保護の精神など最初は持ち合わせていなくても、
山で遊んでみて初めてわかったのだ。
要は「体験」なのだと思う
その尾根道の変化を感じてから、
僕のライディングスタイルは確実に変わった。

それまでは、力任せのライディング、フルペダル、ブレーキロックの乱発。
滑りやすい登りでは、タイヤが空転させながらでも漕いでいたし、
逆に急なくだりやコーナーではスライドを使っていた。

僕が心がけたのは「ロー・インパクト・ライディング」。
楽しさを損なわず、出来る限り地面に対するインパクトを少なくするライディングだ。

例をあげれば、滑りやすい登りでは、軽すぎるギアを使わず、
ペダルを漕ぐというより「タイヤを回転させてあげる」という走り方に変えた。
メリットがあった。最小限の力で気持ちよく登れるのだ。 
下りやコーナーではブレーキングと荷重を変えた。
タイヤをロックさせずにスムーズに繋ぐように走る。
いうなれば、全体を通して走行中にはタイヤが常に転がっているライディングだ。
これだけで確実に、インパクトが少なくなる。
僕が以前毎日のように走っていた里山でそれを実証した。

バイクの整備も重要だ。
ブロックが減りすぎたタイヤは、下りでも登りでもスリップしやすい。
効きが悪いブレーキ、変速の調子が悪いギア、すべてが少なからずとも影響してくる。

また、DH系バイクなどで山に入ると荒れるということを聞いた事がある。
僕はそんなことはないと思う。
むしろサスペンションのおかげでタイヤのグリップが高まり、
スリップを抑えられることができる。
多分、走破性能の高い下り系バイクだと平均スピードも上がり、
そのためコーナーなどでフルブレーキすることがあるから
そう思われるのではないか。
バイクに罪はない。要は乗り方。

ロー・インパクト・ライディングのスキルは
簡単に身につけられるものではないけど
靴底から伝わってくる情報
(あ、今タイヤが滑ってる!、あ、今木の根っ子を通過している!など)
をしっかりとつかんで、あとはスピードコントロール。
これを意識すると必ずライディングが変わるはず。

これをみんなが実践すれば、山ではないけど、
富士見パノラマのCコースのコーナー手前のブレーキバンプ(波状のブレーキ跡)がなくなると思うんだけど。

楽しく走る事がまず大事
そして、僕のこのエッセーで感じた事があれば
参考にしてもらえればうれしい。
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和田ハジメさんより
Lofを始めるにあたってMTBが日本にやってきてから今までのことを知りたいと思いました。
色々なことを知りたいので、いろいろな人に聞いてみることにしようと思います。

初回は、草創期から今日までMTBシーンに深く根をおろし
現場を見つめ続けてきた和田ハジメさんにお話をうかがってみました。



僕がマウンテンバイクに乗り始めた1980年代中頃、
今で言うシングル・トラックやトレイルに入る人たちは本当に少なく
山で他のバイカーと出逢うことなど皆無だった。

その頃は、マウンテンバイク以前のランドナーやパスハンター車で
山岳サイクリングを楽しんでいた人達が
踏破してきた道などを教えてもらったり、一緒に走ったり、
その道をベースに付近の山で走れそうな場所を
地図を頼りに彷徨ったりしていた。
なにもかもが新鮮でただただ楽しい時代だった。

マウンテンバイクで山を走り回っていたその頃も僕は、
自然環境に対するアクション、保護するという概念などまったく興味がなく、
マウンテンバイクに乗る自分には関係ないものだと思っていた。

もちろん、ゴミを捨てないなど「一般常識」は守っていたけど
トレイルを破壊しない、ケアして走るなどということまでは
まったく意識をまわさなかったし、
走って楽しければオーケー!と考えていた。

多摩方面にマウンテンバイク乗りにもとても有名な「K尾根」という
登山道がある。
ここはピークまでアクセスしやすく都心からも近い事もあり
今でも非常に多くの人がマウンテンバイクに乗りに来ている。
僕がこの尾根道に初めて行ったのが1985年頃。
一番イージーなアクセス方法でピークに達し、
あとは下り基調の尾根道を走る、走る。
ハイカーにも人気のあるためか、よく整備された道は荒れも少なく快適で
登山道の出口までほとんどバイクから降りる事もなくライド出来た。
僕はこの尾根道をとても気に入り、時間があれば走りに行くようになった。

最初は「イージー」なピークアクセス方法で行く事が多かったが
そのうち自走でピークに登る事もするようになると
ハイカーの多い日中の時間帯を避け
早朝に麓を出発し午前9時前には走り終えるようなプランで
ソロか多くても3名ぐらいのグループで走った。

いつだっただろうか、多分1990年代中頃
久しぶりにこの尾根道に走りに行った時に
「え、こんな場所あったっけ?」とビックリした事があった。
無かったはずの丸太の階段が設置され
その階段の脇の広い範囲の立ち木の根っ子が無数に露出していた。
以前はまったく問題なく走れた場所の地面が掘れて
石が沢山露出して、非常にラフな場所に変わっていた。

全体を通したら、まだまだ走れるトレイルなのだけど。
その印象に残った場所は多くの人たちが通ってきた証、裏を返すと
破壊の跡なのだと思ったこのとき僕は初めて
自分が山でやってきた事の影響について考えるようになったのだ。




~和田ハジメ プロフィール~

1970年代よりBMXにハマる。
1982年、1984年のBMXチャンピオン
MTBとは1984年頃に出会う。
1988年、1989年 NORBA World Championship 参戦。
1990年代からはJMAに所属して普及活動に携わる。
2004年にMTBプロショップ「The Trail Store」をオープン。

著書:和田ハジメのMTBハジメの一歩

The Trail Store
トレイルストア
〒154-0001東京都世田谷区池尻1-7-8
TEL&FAX 03-3411-4702
ホームページ www.thetrailstore.com
E-MAIL  mail@thetrailstore.com

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